学資保険のデメリットは固定金利。メリットは保険料控除などについて解説

ここでは学資保険のデメリットとメリットについてどのようなものがあるのか解説しています
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結婚して子どもが生まれると、多くの親御さんが検討することのひとつに「学資保険」があります。

 

将来掛かることになる、ちょっと頭を悩ませがちな高校や大学などの入学金や教育費の準備をしておくためですが、はじめて学資保険のことを検討される場合には、まったくといっていいほど右も左もわからない状態かと思います。不安になりますよね? 私は知るまで不安でした。

 

そこでこのページでは、学資保険のデメリットとメリットについていろいろな面から解説して、なるべくわかりやすくまとめてみましたので、ぜひご覧くださいませ。

 

 

2017/04/22 17:31:22

学資保険のデメリットはこのような点!

まずはデメリットから参りましょう。

 

どんな商品でもメリットがあれば、当然デメリットもありがちですよね。学資保険とて例外ではありません。

 

以下、積立定期預金と比較した場合のデメリットについて順に解説して参ります。

 

中途解約は損をする

学資保険も生命保険のひとつですから、中途で解約すれば、支払った保険料分は全額戻ってきません。これが普通です。

 

なのでやはり損をしてしまいます。(学生時代途中で勉強をやめて親に怒られるみたいな、そんなデメリットですね?)

 

解約の税金については、生命保険の解約で受取った保険金の税金はどうなるのですか?をご覧ください。

 

契約者の健康告知が必要

記入用紙に「はい」か「いいえ」を記入するしち面倒臭いやつです。「THEお役所専用用紙」みたいなアレです。

 

学資保険に加入するには、一般的には契約者の告知もする必要がありますので、健康状態によっては加入できないことがあります。

 

告知上、子どもは加入できる場合でも契約者の告知により加入できないこともでてきます。
「入りたいのに入れない」そんな状態です。このようなときは、父親で申し込んで断れたら、契約者を母、または祖父、祖母にするなどにして対処できます。

 

さらには被保険者(子ども)の告知も必要

子どもの告知のある学資保険と無い学資保険に分かれますが、告知のある学資保険では、子どもの健康状態によっては加入できないことがあります。

 

※自身の健康状態で嘘を書いてしまうと、あとあととても厄介なことーー保険金は支払われない、解除されるなどになりますので、ご注意を。

 

でもたとえ健康であっても包み隠さず自身の身体の状態を記入するのって、なんだか勇気が要りますよねぇ。勇気というか「うわーなんか書きたくなーい」と戸惑ってしまいがちではないでしょうか。筆者だけでしょうか。

 

子どもの年齢制限

10歳で学資保険の追加や新たに始めようと思ってもほとんどの学資保険は契約することができません。手遅れだー!となる前に決めておかねばなりませんね。決断はお早めに。

 

ちなみにかんぽ生命では12歳まで契約可能ですが、払込保険料が下記のように満期保険金をオーバー=損をしてしまいます。

 

『子どもが12歳(男の子)。18歳満期で満期保険金100万円とする場合の事例(2017年4月時点の保険料・契約者28歳(男性)』

 

月々14,760円の保険料を18歳までの6年間支払う=14,760円×12ヵ月×6年=1,062,720円です。

 

それでも満期保険金は100万円なので約6万円目減りしてしまいます。
子どもの年齢が高くなるほど損をしますから契約をするのなら0歳時点で考えるのが得策です。

 

金利が固定されてしまう

預金の金利とは違いますが、学資保険には予定利率があります。

予定利率とは、生命保険契約者にあらかじめ約束した利率です。このような利率で運用していきますから、その期間で得られる利益を予想してあらかじめ保険料を割り引きましょうというものです。詳しくは、生命保険料の仕組みのページをご覧ください。

 

予定利率は、パンフレットには表立って何%と表示されていませんが、これにより累計で保険料をいくら払って、満期保険がいくら受け取れるのかが決まってきます。

 

予定利率というのは契約したときの利率で固定されます。ですから、満期になるまでの間に金利が高騰していった場合には不利になる可能性が大きいのです。変動金利商品ではないため、インフレに弱いという弱点があります。

 

ただしデメリットばかりというわけではなく、契約時点より金利が下降し、その後も契約時点の金利以上に上がらなければメリットになります。

 

定期預金でいえば、金利がうんと下がっても高金利のままの定期預金を保持しているようなものです。
マイナス金利という現状においてはこれ以上金利がさらに下降していく可能性は低く、今後金利が上がっていく確率のほうが高いと思われますが、現状の予定利率では貯蓄にならないので契約上うま味がありません。

 

 

保険会社が倒産したら満期保険が減らされることもある

このご時世ですから保険会社が倒産することも考えられます。預貯金であれば、銀行が倒産してもペイオフにより1000万円まで保証されますが、保険の場合は、この制度の適用がありません。

 

生命保険の場合は、契約している保険金が削減されることがあります。削減率が高いのは、予定利率の高い保険です。

 

ただし現状加入する場合においては、史上最低の予定利率なので削減の心配はないかと思われます。

 

過去、保険会社の倒産で満期保険金が削減されたことはありました。保険会社が倒産した場合の詳細については、下記の記事をご覧ください。

 

保険会社の倒産についての詳細はこちらのページをご覧ください。

 

学資保険のメリット

さぁデメリットばかりを話して不安を煽るような大変申し訳ないことをしてしまいましたが、ここでようやくメリットの登場です。お待たせいたしました。

 

積立定期預金と比較して学資保険のメリットはどういった点にあるのか以下をご覧くださいませ。

 

払込免除制度がある!

学資保険は契約者が重度障害や死亡するとその後の保険料については、払込免除になります。それでも、お約束の満期保険金はしっかり受取れるというありがたいメリットがあります。

 

満期時に税金面で有利

先程、上記の学資保険の例においては、現在の税法では税金はかかりませんと記載しました。
その理由は、学資保険は満期保険金を受取ると以下の計算式で計算されるからです。

 

満期で受け取った保険金ー払込保険料ー50万円÷2=一時所得

 

なんだかわからねぇ計算式で知恵熱がでてしまいそうですが、冷静に参りましょう。

 

一口に言えば、受け取った保険金と払込んだ保険料の差額が50万円未満であれば税金はかからないということです。学資の税金についてはこちらをご覧ください。

 

生命保険料控除が受けられる

学資保険も生命保険ですので、1年間で支払った保険料については税額控除を受けることができます。ありがたいっ。

 

生命保険料控除は、所得税は、最大40,000円。住民税28,000円の控除を受けることができます。積立定期預金にはこの制度は適用されませんのでその分有利ではあります。
どのくらい有利になるかは、読者様に当てはまる以下をご覧ください。

 

課税所得が195万円以下の方

課税所得が195万円以下の方は、課税所得は5%になります。

 

課税所得というのは、収入から給与所得控除を引いた金額から、さらに社会保険料控除や配偶者控除、扶養控除、医療費控除、生命保険料控除、地震保険料控除、基礎控除38万円を差引いた金額をいいます。

 

ですので、年収が500万円の方でも控除が多ければ課税所得は195万円以下になる場合もあります。この場合、所得税は4万円の5%=2,000円が毎年軽減されます。

 

課税所得が195万円を超え330万円以下の方

こちらは、課税所得は10%。
所得税は4万円の10%=4,000円が毎年軽減されます。

 

18年間では、4,000円×18年間=72,000円の軽減です。

 

 

課税所得が330万円を超え695万円以下の方

こちらは、課税所得は20%。
所得税は4万円×20%=8,000円が毎年軽減。
18年間では、8,000円×18年間=144,000円です。

 

 

課税所得が695万円を超え900万円以下

課税所得は23%。
所得税は4万円×23%=9,200円が毎年軽減。
18年間では、9,200円×18年間=165,600円の軽減です。

 

 

課税所得が900万円を超え1,800万円以下

課税所得は33%。
所得税は4万円×33%=13,200円が毎年軽減。
18年間では、13,200円×18年間=237,600円。

 

 

課税所得が1,800万円超の場合

課税所得は40%。
所得税は4万円×40%=16,000円が毎年軽減。
18年間では、16,000円×18年間=288,000円です。

 

さらに住民税については10%軽減

住民税については、都道府県民税と市町村税あわせて10%です。

 

28,000円×10%=2,800円が毎年軽減されます。(実際には調整控除がありますので軽減額は多少異なってきますがここでは省略しています)

 

2,800円×18年=50,400円軽減。

 

以上、計算をみていただいたように、18年間に渡って、いずれかの税率に該当し軽減されるのですから、積立定期預金よりは有利になります。

まとめ

さて、お分かりいただけたでしょうか?

 

学資保険のデメリットとしては、中途解約は損するという点や金利が固定されるということはありますが、積立定期預金に比べて、利回りが高くなるという点や税金控除が使えるという点がメリットとしてはあります。

 

子どもの教育費をためていくにあたり、学資保険は多くの方が加入しているように魅力のある商品には違いありませんが、デメリットもあるという点を踏まえておいてください。

 

要するに、「私貯金ができないわ」という方は、学資保険に”入った方がいい”ということになります。学資保険は銀行口座から毎月自動的に引き落とされ知らず知らずのうちに貯まるからです。

 

ただし、注意しておくべき点があります。
学資保険で100万円や200万円貯めたとしても大学は4年間分の授業料が必要です。そのためこの金額では間違いなく不足します。また通学費などもありますからこれらのことはよーく考えておくことが必要です。

 

以上、学資保険のデメリットはなに?メリットはあるの?でした。

 

該当カテゴリー:生命保険
関連カテゴリー:健康保険労災保険自動車保険

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