2017/12/08 01:12:08

失業保険のもらいかたイメージ画像

こんにちは。ファイナンシャルプランナーのHamaです。

 

あなたが、「どんな手順を踏めば失業保険から手当をもらうことができるのか」「いくらくらいの金額をもらうことができるのか」「どのような書類が必要のか」などについて知りたいならばおススメの記事です。

 

なぜならば、はじめて失業保険をもらう方向けに書いた記事だからです。

 

さてあなたは、雇用保険の被保険者ですか?または被保険者でしたか?

 

なぜこのようなことをお聞きするかと申しますと、いくら会社が倒産して失業した、あるいはリストラで解雇されたからといっても、雇用保険の被保険者でなければ失業保険は受取ることはできないからです。

 

たとえば、自営業者の方は雇用保険の被保険者ではありませんから廃業しても受取ることができません。

 

また、被保険者であった人でも被保険者期間が1、2ヵ月ではダメです。会社倒産や解雇ならば6ヶ月。自己都合の退職ならば1年以上必要です。

 

これらの被保険者期間とその他の一定条件を満たしている方は、必要書類を持参してハローワークにて手続きをすれば失業保険をもらうことができます。

 

といっても、すぐには受取れませんよ・・・。

 

いくら受取れるのかについてですが、当然ながら現職時の給料と同額とはいきません。日額制限があるためです。給料が高かった人ほどその割合は減ります。平均的なところで50~70%。そのため失業手当をもらわずに転職できたほうがふところにとってはよいのです。

 

そうはいっても突然の会社倒産やリストラなどではそうはいかないケースも多々あります。すでにハローワークに行った経験がある方はもらうまでの手続もわかるでしょうが、初めて手続きをされる方にとっては戸惑うことばかりかと思います。

 

そこで、このページでは、失業保険をもらうための手順や受取れる日数と必要書類。他に失業認定日、離職票のことなどについて解説します。


失業保険をもらうための手順

失業手当をもうらうにはすべてハローワークで手続きを行います。主な流れは、以下のとおりです。

 

会社離職後の流れ

まずは離職後から手当を受給するまでのおおまかな流れを説明しましょう。詳細はこの項目の次に掲載しています。

 

必要書類をそろえる

はじめに書類をそろえましょう(離職票以外は在職中に用意しておくのが望ましいです)
離職票-1・離職票-2、本人お持ちの雇用保険被保険者証など。詳しくは次の項目で説明しますね。

 

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ハローワークに行く

手続に必要なものがそろったらハローワークに行きましょう。その際に失業保険の受給手続きをするのではなく、求職の申込みから行ってください。

 

求職申込書に住所氏名や連絡先、希望の職業や給料等を記入し、窓口に雇用保険被保険者離職票(-1・-2)とともにに提出します。ハローワークカードが渡され、その後、審査が通れば失業保険の受給資格の決定がなされ、「雇用保険受給資格者のしおり」が渡され、この日は終了です。

 

雇用保険受給者初回説明会・職業講習会に参加

前回ハローワークに行った日から1週間前後に雇用保険受給資格者のしおりに指定されている「雇用保険受給者初回説明会や職業講習会」がありますから、これらに参加してください。

 

このときには、雇用保険受給資格者のしおり、他に印鑑と筆記用具の他、ハローワークカードなど雇用保険受給資格者のしおりに〇印が記載されているものを持参しましょう。
ハローワークカードを提出すると雇用保険受給資格者証がもらえますよ。

 

再びハローワークに行く

初回失業認定のためハローワークへ。認定日は失業状態であるかの確認が行われます。持ち物は、雇用保険受給資格者証と失業認定申告書、他に印鑑です。この日失業手当はもらえません。

 

給付金が振込まれる

失業認定日から7日ほどで失業給付金が振込まれます。会社都合での離職の方はこのような流れですが、自己都合の方は、給付制限が3ヵ月あるので、まだ振込まれません。次の認定日までに2回以上の求職活動が必要です。

 

このような流れで失業保険をもらうことができます。結構な手順を踏むのでもらうまでは大変です。それでは各項目の詳細を見て行きましょう。

 

失業保険をもらうための書類

必要な書類です。会社から送られてくる離職票-1・離職票-2、本人お持ちの雇用保険被保険者証、マイナンバー確認資料、身元証明書や印鑑等。

 

※雇用保険被保険者証がない場合は最寄りのハローワークで再発行できますのでご安心ください。

 

離職票-1(見本)
離職票-1

 

離職票-2(見本)
離職票-2
あなた本人が記名押印または自筆による署名した離職証明書と雇用保険被保険者資格喪失届をハローワークに提出。

 

その書類がハローワークで受理されると今度はハローワークから会社へ離職票(1・2)が届く。

 

その後会社からあなた本人に離職票1・2が送付されてきます。その時に必ず自己都合なのか会社都合なのか「離職理由」を確認してください。
※ 離職証明書は3枚複写になっていて、1枚目は事業主控え、2枚目ハローワーク控え、3枚目が被保険者本人用(離職票-2)となっています。

 

※ 離職票を紛失してしまった場合は、こちらの雇用保険の離職証明書と離職票の違いはなに?再発行はどうすればいいの?をご覧ください。
被保険者証(見本)

 

雇用保険被保険者証

 

雇用保険被保険者証が見つからない方へ

雇用保険制度では、雇い入れた労働者が被保険者となる場合、事業主は必ず「雇用保険被保険者資格取得届」を被保険者となった日の属する月の翌月10日までにハローワークに提出しなければいけません。

 

ハローワークで確認ができると、その方の「雇用保険被保険者資格取得等確認通知書(被保険者通知用・事業主通知用)」と「雇用保険被保険者証」が交付されます。

 

会社では、このうち「雇用保険被保険者資格取得等確認通知書(被保険者通知用)」と「雇用保険被保険者証」を被保険者本人に渡さなけばいけないことになっていますから、お手元にあるはずです。中には会社保管の場合もあります。

 

ただし失くしてしまった場合は、最寄りのハローワークで再発行の手続きをすることができますのでご安心ください。

 

雇用保険被保険者証再交付申請書

 

その他必要書類

  • マイナンバーカード(個人番号の記載のある住民票でも可)
  • 運転免許証・パスポートなどの身元証明書
  • 印鑑
  • 証明写真2枚(直近3ヶ月以内・たて3cm×よこ2.5cm程度、3か月以内に撮影したもの)
  • 本人名義の銀行預金通帳(郵便局でもok)

 

以上の書類がそろったらハローワークに行きましょう!

 

求職の申込みにハローワークに行きましょう

書類がそろったら住居を管轄するハローワークに行きましょう。

 

全国のハローワーク検索はこちら

 

そこで求職の申込み書と離職理由等が記入された雇用保険被保険者離職票-2や離職票-1等の書類を提出。求職申込みが受理されるとハローワークカードが渡されることでしょう。

 

また失業保険の受給要件を満たしていることの確認と離職理由についても判定され、受給資格が決定。受給資格ありと判定されれば、雇用保険受給者初回説明会や職業講習会の日時の指定があります。

 

そこで「雇用保険受給資格者のしおり」を受取る。また失業認定日の日程も案内されます。認定日は来所した曜日の4週間毎の同一曜日です。

 

「雇用保険受給資格者のしおり」
しおりには、雇用保険受給者初回説明会の日付と最初の失業認定日が記載される欄がありますから、日付けを忘れてもしおりを確認すれば大丈夫です。

 

『関連記事』
失業保険の手続きはどうすればいいの?

 

雇用保険説明会に行けなくなった場合

しおりにも書かれていますが、説明会に参加できなくなった場合は、ハローワークに事前に連絡してくださいね。日付変更は可能ですが、初回失業認定日までに受けないと失業給付の支給が遅れる場合があります。

 

雇用保険のしおり

 

 

雇用保険受給者初回説明に参加する

7日間の待機期間過ぎの指定日に、雇用保険受給者初回説明会があります。
「雇用保険受給資格者のしおり」、印鑑、筆記用具等を持参して参加しましょう。

 

※待機期間は離職理由にかかわらずどなたでも7日間です。

 

説明会はおおよそ2時間から2時間半です。
ここで、「雇用保険受給資格者証」と「失業認定申告書」が配布されます。また第一回目の「失業認定日」が知らされますよ。

 

雇用保険受給資格者証

画像では、支給番号や氏名などの各項目に記載がありませんが、住所以外は、それぞれの項目に記載されています。

 

雇用保険受給資格者証

 

失業認定申告書

失業認定申告書

求職活動をしましょう

次の項目にあります失業の認定を受けるまでの間、ハローワークの窓口で職業相談、職業紹介を受けるなど求職活動を行います。

 

※ 雇用保険受給者初回説明会(職業講習会)に参加することで、求職活動を1回したことになるのです。

 

求職活動についての詳細はこちらの記事をご覧ください

 

初回失業認定日にハローワークに行く

初回指定認定日にハローワークへ。
雇用保険受給者初回説明会で受け取った「失業認定申告書」に求職活動の状況等を記入し、「雇用保険受給資格者証」とともに提出。

 

そこで労働(就職)していないかどうかの確認がされます。失業の認定というものです。

 

その後も原則として、4週間に1度、失業の認定(失業状態にあることの確認)が行われます。つまりは、4週間に1度はハローワークに行って面談し、2回以上の求職活動を行ったかの確認等が行われるのです。

 

これでやっと失業保険が受給できます

倒産・解雇等の退職理由の場合は、約1週間後にお届けの金融機関の口座へ失業手当が入金。(ただし、休祝日または年末年始(12月29日~1月3日)を含む場合は、遅れる場合があります。)※ インターネットバンク・外資系金融機関は口座指定できません。

 

自己都合退職の理由の場合は、申込日より7日間の待期確認後、8日目以降から3ヶ月間の給付制限期間を設定されますので、この期間は基本手当の支給がないのです。

失業保険がもらえるまでの流れは理解できたけど、気になるのが、失業手当をもらうと扶養はどうなるのかだけど、この点はどうなるの?

扶養のことは、たしかに気になる点です。
たとえばパートで働いていた方が失業して、失業保険をもらったとします。でも年間収入が103万円以下であれば、税法上の扶養からは外れません。失業保険は所得とはみなされないからです。

 

しかし健康保険の扶養(被扶養者)は、税法上の扶養とは違い、失業保険の手当を含めますから扶養(被扶養者)から外れることがあるのですね。

 

健康保険の被扶養者の範囲は年収130万円未満となっていますが、過去の収入ではなく、被扶養者に該当する時点および認定された日以降、つまり先の年間の見込み収入額で判断されます。詳しくは、失業手当をもらったら扶養は外れる?外れない?をご覧ください。

 

ハローワークの手続き等の体験談

私がはじめてハローワークに行ったのは、4年間勤めた会社を退職し、しばらく経ってからのことでした。
退職後の失業保険などの手続きについては事前に会社から案内を貰っていましたので、証明写真や通帳など、その記載通りの書類を用意し離職票の到着を待って、ハローワークを訪れました。そこは私の想像とは全然違う雰囲気。

 

なんとなく暗いイメージがあったのですが、実際は明るく、来ている人もそれぞれテキパキと自分の作業を行っており、まるで銀行のようでした。

 

そして私のようにはじめて訪れる人にとってもわかりやすいように受付場所などの表示が大きく出ていましたので、迷うことなくカウンターに行って書類を提出し、職員の方から説明を受けました。

 

その職員の方は男性でしたが、とても丁寧に説明をしていただけたのです。とくに離職理由については、会社側としては自己都合退職ということになっていました。

 

ところが私の残業時間がかなりの時間数になっていたこと、またその時少し体を壊していることなど書類を見せて話すと、職場環境のことや残業手当のことなどいろいろ質問をしてくれ電話を掛けたりして何か確認してくれているようでした。

 

そしてしばらく窓口で待っていた私に予想もしていなかったことが告げられました。
それは、私の労働環境がかなりハードなものであったため、体を壊した可能性もあり、それを理由に3か月間の待ち期間の無い失業保険の受給を受けられるように手続きが出来るというのです。

 

私はこの時点で次の仕事が決まっていなかったので、この手続きをしてもらえることは非常にありがたいことでした。

 

待ち期間に備えての貯蓄はそれなりにしてありましたが、やはり金銭的に不安があったからです。
細やかな対応ができるよい担当者にあたったのだとは思いますが、きっと事務的に冷たく処理されるだけだと思っていた私にとって、とても救われた出来事でした。

 

その後は指定された別の日に雇用保険の受給説明会を受けに行きました。
雇用保険の受給資格証や失業認定申請書などの書類などを渡され、需給の説明や今後の求職活動についての話を聞くといった内容でした。最初は職員の方による口頭での説明でしたが、途中からは映像による説明になりました。

 

内容は雇用保険の仕組みや受給の仕方、不正受給にあたる行為の説明、そしてこれからの再就職についての取り組み方などでした。

 

誰にでもわかるように丁寧に説明された映像でしたので、それを見るだけで1時間ほどかかり、最終的には2時間くらいの説明会だったです。

 

視聴するだけの簡単なものでしたので、何の苦もなかったわ。それからは、説明会で聞いていた通り、4週間ごとの失業認定を受けるために窓口を訪れました。

 

本来であれば、求職者用の窓口で就職の相談をしたり、求人票などを検索して手続きをし、再就職のための面接を受けるなどの求職活動をする必要があるとのことでした。

 

私の場合は前職で少し体を壊していたことと、次の就職先に見込みがあったことから、そのことについてはまったく指導や指示がありません。結局失業手当ては予定されていた全期間を受け取ることができました。

 

そしてその後すぐに予定していた会社への再就職も決まりましたので、私としては一番よい形で雇用保険の受給・再就職を果たすことができ、心配していた退職後の金銭的な困窮もありませんでした。

 

これも最初の手続きの際によい担当者にあたったことが幸いだったのだと思っています。
インターネットなどのハローワークの体験談ではよく職員の方の良くない態度や言い回しが書かれていましたが、私が担当してもらった方はどの担当の方も親切で丁寧な方たちばかりでした。

 

まとめ

失業保険を受取るまでの手続きは、書類をそろえることから始めます。その後は求職の申込み、そして雇用保険受給者初回説明会。4週間に一度の失業の認定でハローワークに行くことになります。

 

とくに大事なのが雇用保険受給者初回説明会や就職活動とそれに対しての失業認定申告書の提出です。

 

失業保険をもらうまでは大変ですが、頑張りましょう。
ところではじめてもらえる失業手当はいくらになるの?という疑問をお持ちの方は、初回失業手当はいくらもらえるの。待機期間って何?をご覧ください。

 

また失業保険をもらう前や受給しているときにアルバイトはしてもいいのか?という疑問がありましたら下の記事をご覧ください。

 

失業保険を受給中にアルバイトはしてもいいの?ハローワークのどこにも出てないよ~

 

該当カテゴリー:雇用保険(失業保険)
関連カテゴリー:労災保険健康保険