2016/08/09 11:08:09

雇用保険被保険者証

会社を退職し、失業手当をもらうには雇用保険被保険者証が必要になります。また再就職先の会社からも雇用保険被保険者証の提出を求められたりもします。

 

普段は雇用保険の被保険者証を使うことはありませんし、名刺くらいの大きさのものですから「紛失してしまった」という方は結構います。そういったときには再発行ができますので問題ありませんが、ハローワークに行って手続きします。その方法と手順について解説します。


雇用保険被保険者証の再発行

雇用保険被保険者証は、会社で保管しておく場合と自分で保管するように渡される場合があります。

 

会社で保管していた場合には、退職時に雇用保険被保険者証は返却してもらえます。また、離職票-1と2も後日郵送されてきます。
これらは、失業手当をもらうのに必要なものとわかっている方は大事に保管しておいているでしょうが、そんなの知らなかったという方は、紛失してしまったケースは多いと思います。

 

そこで、「再発行してもらいたい」となるわけですが、再発行手続には2つのパターンがあります。
ひとつは、ハローワークに行って手続きをする。もうひとつは、インターネット上で再発行の手続きをする方法です。

 

インターネット上での雇用保険被保険者証再発行は簡単にはいかない

インターネットから手続きができると聞くとすぐにでも手続きが行えるイメージがありますが、残念ながら簡単にはできません。正式には、インターネットからの手続というのは、「電子政府の総合窓口(e-Gov)」を使った電子申請のことをいいます。

 

この電子申請ですが、申請データに対して「電子署名」を行う必要があるのです。電子署名とは、電子的に身分や所属組織を証明するものです。書面手続による際の「印鑑」と「印鑑証明書」に相当するものといえばわかりやすいでしょうか。しかも電子署名は、認証局が発行する「電子証明書(電子署名用証明書)」を事前に購入する必要があります。

 

また、認証局からICカードで電子署名用電子証明書の交付を受ける場合には、ICカードリーダ一で読み込む必要もありますからなければ購入する必要もあります。

 

このようにお金がかかります。それだけでなく、準備としてパソコンとブラウザソフトを確認する必要もあります。なんでもOKではないからです。もしもあなたのパソコンがWindows 7、Windows 8.1、Windows 10ならば、InternetExplorer11.0のブラウザが必要になりますし、Mac OSは対象外となっていますから申請できません。

 

以上の理由から他の様々な行政手続の電子申請を行ったことにない方はすぐに再発行とはいきませんから、ハローワークに行って手続きするのが無難かと思います。

 

次の項目はハローワークに行っての手続編です。

ハローワークに行っての雇用保険被保険者証の再発行手続きとダウンロード先

雇用保険被保険者証の再発行手続を行うには、事業所の所在地を管轄するハローワークが基本ですが、住まい近くのハローワークでも問題ありません。総合受付で「雇用保険被保険者証の再発行をお願いしたい」と申し出すればOKです。

 

再発行に必要なもの

その際に必要なものは、運転免許証などの身分証明書と印鑑だけです。
記入する用紙は「雇用保険被保険者証再交付申請書」になりますが、申請書の記載項目に、雇用保険の「被保険者番号」や離職前の事業所名と住所などの記入項目がありますので、把握していない場合は前の会社にて確認しておくといいです。時間は混雑具合にもよりますが、10分程度で発行してもらえます。

 

なお、雇用保険被保険者証再交付申請書はハローワークインターネットサービスからダウンロードすることもできます。ダウンロードこちら

 

土・日でも再発行はできるの?

基本的にハローワークは、土曜日・日曜日・祝日・年末年始が休みです。しかも開いている日でも8時30分~17時15分が基本となっています。

 

中には、ハローワーク品川のように月・木曜日は17時15分~19時00分、第1・第3土曜日は10時00分~17時00分開いているところもありますが、土曜日に関しては、職業相談のみとなりますので、雇用保険被保険者証の再発行は行ってもらえません。全国どこのハローワークでも土曜日は再発行してもらえません。

 

「それじゃあ、平日に行けない人はどうするんだ」ということになりますが、これについては次の項目をご覧ください。

 

 

委任状による再発行とダウンロード先

平日のあいている時間にハローワークに行けない人は、勤務していた会社にお願いする方法もありますが、代理人による申請や電子申請もできます。代理人による申請の場合には、事前に委任状に記入し、代理人に持参していただく必要があります。

 

被保険者証再交付申請の委任状のダウンロード先はこちら

 

電子申請とは?

電子申請とは、インターネットを使ってe-Gov電子申請システムに申請するサービスです。ただし、準備としてパソコンへjava等の導入やの電子証明書の取得が必要になりますので、すぐに申請できるものではありません。初めて電子申請を利用される場合は、こちらのページ(外部サイト)をご覧ください。

 

雇用保険被保険者証はパートやアルバイトにも交付されるの?

雇用保険の被保険者になれる方は、正社員だけでなく一定の条件を満たしたパートやアルバイト、派遣社員など、雇用保険の加入対象となるすべての方に雇用保険被保険者証は交付されます。

 

その条件とは?

  • 31日以上引き続き雇用されることが見込まれる者であること。
  • 1週間の所定労働時間が20時間以上である。

 

上記のいずれにも該当する労働者は、雇用保険の被保険者になり、被保険者期間等の条件を満たせば、離職しハローワークに行って手続きを行えば失業手当を受給することができます。詳しくは、失業保険のもらい方。必要書類や手続きについて解説していますをご覧ください。

 

また、雇用保険被保険者証だけでなく、離職票も紛失してしまった方は、こちらの雇用保険の離職証明書と離職票とはなに?再発行はどうすればいいの?もご覧ください。

雇用保険被保険者証の再発行のまとめ

雇用保険被保険者は、31日以上引き続き雇用されることが見込まれる者であること。1週間の所定労働時間が20時間以上である。これらのいずれにもあてはまる方は、雇用保険の被保険者に該当します。

 

被保険者に該当し、会社がハローワークに手続きをすれば「雇用保険被保険者証」が発行されます。雇用保険被保険者証は、会社が保管しておくか、本人に渡す場合もあります。

 

会社が保管していれば退職時に返却していただけるので、亡くすケースは少ないようですが、本人に渡している場合は紛失してしまうことが多くなります。

 

亡くしてしまった場合には、再発行をしていただけます。手続はインターネットから電子申請もできますが、事前準備が大変なのでお近くのハローワークに行く方法をお薦めします。その際には身分証明書と印鑑を持参し、雇用保険被保険者証再交付申請書に記入すれば再発行してもらえます。

 

以上、「雇用保険被保険者証を亡くした場合の再発行手続き」でした。

 

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