高年齢求職者給付金は、どういう方に受給資格があり、いくら受取ることができるのか理解できるページです。

 

 

2017/11/20 11:15:20

高年齢求職者給付金とは

まずは、高年齢求職者給付金を以下の図でご確認ください。

 

高年齢求職給付金

 

高年齢求職者給付金とよく似た名称に高年齢雇用継続給付金がありますので、間違いやすいのですが、主な違いは、以下の点になります。

 

高年齢求職者給付金と高年齢雇用継続給付金の違い

高年齢雇用継続給付は、60歳以上65歳未満の方を対象にした給付金で、「60歳時点の給料と比べて75%未満になってしまった方に支給します」というものです。

 

高年齢雇用継続と高年齢再就職給付金の詳細はこちら

 

それに対して高年齢求職者給付金は、65歳以前に雇用されていた雇用保険被保険者が65歳に達した日以降の日においても引き続いて雇用され、そして離職して失業した場合に支給される給付金です。この65歳以降の離職と失業がポイントになります。

 

支給額について

高年齢求職者給付金=基本手当日額×以下の表に該当する50日または30日
他の一般被保険者の支給とは異なり、一時金として支給される1回限りの給付金です。

被保険者期間

高年齢求職者給付金の額

1年以上 50日分
1年未満 30日分

 

基本手当日額とは?

離職した日の直前の6か月に毎月きまって支払われた賃金(つまり、賞与等は除きます。)の合計を180で割ったものが基本手当日額になります。
以下が目安表になります。(毎年8月1日に見直しされます)

賃金日額(w円) 給付率 基本手当日額(y円)
2,300 円以上 4,600 円未満 80% 1,840 円~3,679 円
4,600 円以上 11,650 円以下 80%~50% 3,680 円~5,825 円 (※2)
11,650 円超 12,780 円以下 50% 5,825 円~6,390 円
12,780 円(上限額)超 - 6,390 円(上限額)

計算式はこちら↓
高年齢再就職給付金日額賃金計算

 

支給期間について

高年齢求職者給付金の受取れる期間は、退職日の翌日から1年間です。
※ 病気であっても支給期間の延長はできませんから、この期間に受給しないと権利はなくなります。

 

支給期間についての質問
給付金は一時払いでいただけるのですから1年経過ギリギリに認定されても削減されることはないということですか?

認定日から1年経過後の支給日数分(50日か30日)については支給されません。下記の図をご覧ください。本来なら50日分受取れるのですが、求職の申込が遅れたため15日分削減されてしまう例です。

高年齢再就職給付金削減例

 

高年齢求職者給付金の受給資格について

高年齢求職者給付金を受給するためには、以下の項目を満たしていることが必要です。

 

  • 離職による雇用保険の被保険者資格が無くなった確認を受けたこと
  • 労働の意志や能力があるが、職業に就けない状態にあること
  • 算定対象期間に被保険者期間が6ヶ月以上あること

 

受給資格者とならない人

  • 病気やケガで働ける状態にない人
  • 内職、自営及び任意的な就労等の非雇用労働へ就くことのみを希望している人
  • 会社の役員に就任している人(報酬の有無は問いません。)

 

また、高年齢被保険者(65歳上の被保険者)が対象者となりますので、短期雇用特例被保険者や日雇労働被保険者の方は支給されません。

 

待機期間と給付制限期間について

高年齢求職者給付金でも一般の受給資格者と同様に7日間の待機期間と自己都合による退職の場合は、3ヶ月の給付制限期間があります。
その後の認定日に失業状態が確認できれば、おおよそ1週間で高年齢給付金が振り込まれます。

 

給付制限期間中についての質問
給付制限期間中にアルバイトをして収入があったら高年齢給付金は減額されますか?

いいえ。求職の申込みの日以後失業の認定があった日の前日までの間に自己の労働による収入がある場合であっても、高年齢求職金の減額は行われません。

 

認定日の翌日に就職したら高年齢求職金を返金する必要がありますか?

いいえ。認定日に失業していればよいとなっていますので、翌日から就職しても問題ありません。

高年齢求職者給付金の必要書類と手続きについて

高年齢求職者給付金の必要書類には、離職票-1・離職票-2と雇用保険被保険者証、運転免許証・パスポートなどの身元証明書、印鑑証明写真2枚(直近3ヶ月以内・たて3cm×よこ2.5cm程度、3か月以内に撮影したもの)、本人名義の銀行預金通帳(郵便局でもOK)があります。

 

書類はどこから入手すればいいの?

※離職票-1・離職票-2については退職後に会社から送付されてきます。雇用保険被保険者証については本人で保管されているはずです。無くされた場合は最寄りのハローワークで再発行できます。
★全国ハローワークの所在地を確認するにはこちら
★離職票-1の見本
★離職票-2の見本

 

高年齢求職者給付金の手続きの流れ

  1. 上記の書類がそろったら住所地を管轄するハローワークに行き、離職票の提出と求職の申込みを行い失業の確認を受けます。
  2. その後、7日の待機期間のあと、指定された日時の受給者初回説明会に参加します。
  3. またその後、指定された日時にはハローワークに行き、「失業認定申告書」に求職活動の状況等を記入し、「高年齢受給資格者証」とともに提出します。
  4. その後1週間以内には高年齢求職金が指定口座に振り込まれます。尚、給付金を受取るにあたり、会社を自己都合で辞められた方は7日間の待機期間のあと、3ヶ月間の給付制限期間があります。

高年齢求職者給付金のまとめ

65歳以前に雇用されていた被保険者が65歳に達した日以降の日においても引き続いて雇用され、その後に離職した際に支給されるのが高年齢求職者給付金です。

 

受取れる金額は基本手当日額×給付日数です。日数については被保険者期間が1年以上あれば50日、1年未満は30日となっています。受取れる期限は退職日の翌日から1年間となっていますのでご注意ください。

 

また、受給要件もありますので詳しくはハローワークにお尋ねください。
以上、高年齢求職者給付金をハローワークからもらえる資格条件とは?についての記事でした。

 

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