このページでは自動車保険の見直しポイントについて解説します。

自動車保険の見直し

自動車保険の見直しポイントについてお伝えいたします。
結論からいって、生命保険とは違ってそれほど大胆な見直しができないのが自動車保険です。

 

それでも、自動車保険の中身を知ることで、見直しするときに役立つはずです。
まずは、自動車保険の内容からおさらいです。

 

自動車保険は、主には以下のような7つの補償で構成されています。

 

  • 1.対人賠償保険
  • 2.対物賠償保険
  • 3.人身傷害補償保険
  • 4.自損事故保険
  • 5.無保険車傷害保険
  • 6.搭乗者傷害保険
  • 7.車両保険

 

この7つです。
どの保険がどういう補償になっているのかわからない方も多いと思いますが、まずは引き続き以下をご覧ください。

さて、見直しはどうやる?

見直しをする目的が保険料の節約にあるならば、保険会社で比較する前に、どれかを削るというのが手っ取り早いです。

 

一般的には、この7つの中で付帯するかしないかの選択ができるのは、6.搭乗者傷害保険と7.車両保険だけです。

 

ただし保険会社の商品によっては、3の人身傷害補償保険もオプションとなっていて選択できるものもあります。

 

それ以外の対人賠償保険、対物賠償保険は契約上必須のものになります。また自損事故傷害保険と無保険車傷害保険についても自動付帯されていますから契約不要というわけにはいきません。

 

以下は、自損事故保険と無保険車傷害保険についてご存じない方のための説明です。
ご存じの方は読み飛ばしてその下からご覧ください。

 

自損事故保険について

自損事故保険は、自動車保険に自動で付帯されている保険になりますが、人身傷害補償保険が付帯されている場合は付帯されません。

 

この保険は、自分で起こした事故などにより、車の保有者、あるいは運転者や乗車中の方が死亡やケガをした単独事故。

 

また、車同士の事故で、自分の過失が100%のため、相手側の自賠責保険から保険金が支払われない場合に保険金が支払われるものです。

 

無保険車傷害保険について

保険に加入していない車との事故により、運転者や同乗者が死亡されるか、または後遺障害が生じて、相手側加害者に支払能力がない等で十分な損害賠償を受けられない場合に保険金が支払われるものです。

車両保険はどうする

さて、見直しの続きですが、7つの中で付加するかどうか選択できる保険は、車両保険と搭乗者傷害保険と書きました。

 

そのうち付加しなければ大きく保険料節約ができるのは「車両保険」になります。

 

結論としては、必要かどうかは本人の考え方次第になりますからなんとも言えませんが、単独事故を起こすことはまずないから、「車両保険は不要」というふうに考える場合、さらに車同士の事故でも自分の過失分は、自腹をきるからいいと考えるのなら付けないという選択肢もあります。

 

また、車両保険を付加しても、保険料を節約する方法としては、免責金額の設定をすることで、節約することが可能になります。
車両保険の免責についはこちらをご覧ください。

 

搭乗者傷害保険について検討する

次に、搭乗者傷害保険は付加しない選択です。

 

人身傷害補償保険に加入していれば、搭乗者傷害保険とは自分自身を含めての搭乗者に対する補償なので重なるからです。

 

たしかに搭乗者傷害保険を付加してあれば、万が一のときにはその分の保険金が支払われます。ですが、人身傷害補償保険とは違い、逸失利益や精神的損害などでの支払いはありません。

 

また実際にかかった費用や損害額を負担してもらえるのでなはくあらかじめ決められた定額制の保険金支払いになっているからです。

保険金額はどうする?

一般的には対人賠償保険や対物賠償保険については、はじめから「無制限」となっていますので、保険金を下げるということはできません。

 

人身傷害補償保険については無制限、5,000万円、3,000万円など色々選択の幅があります。

 

しかしながら、保険金を下げても車両保険を付けない場合に比べてそれほど大きく保険料を節約するまでにはいたりません。

 

わたしが知っている限りにおいては人身傷害補償保険3,000~5,000万円という契約が多いですが、保険金によって保険料がどのくらい違ってくるのか確認してみることをオススメいたします。

 

自動車保険の比較

最後になりますが、「自動車保険の比較をする」ことが保険料を下げるためにには有効な手段です。

 

1社ずつ資料を取り寄せることもできますが、一度に複数の保険会社に見積もり依頼ができサービスがありまのでご紹介します。

 

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保険料の節約はこちらの記事をご覧ください。

 

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