このページは自動車の保険料の内容について知ることができます。
自動車の保険料は、車の大きさや排気量、補償内容、等級などだけで決まっているわけではありません。

 

車種と型式により、「型式別料率クラス」なるものが存在していて、これらを算出要素として保険料は決められています。

 

では、この型式別料率クラスというものはどういうものなのか、また保険料には割引もあります。これらについて解説します。

 

 

2018/04/22 06:53:22

自動車保険料は、どうなっている?

自動車の保険料を決める要素の一つに「料率クラス」があります。

 

正式には、「型式別料率クラス」といい、日本損害保険機構が事故の実績の基づいて算出しています。

 

自家用普通乗用車と自家用小型乗用車の型式ごとに料率クラスがあります。そして料率クラスは、対人・対物・傷害・車両項目ごとに「1~9」の9つのクラス別に設定されています。

 

この数字の中で「9」が一番保険料が高くなり、数字が小さくなるほど安くなります。数字がひとつ違うと、対人・対物・傷害・車両項目で異なりますが、約10~20%ほど違ってきます。
自動車の料率クラスの説明

 

料率クラスは、原則1年に1回見直しがされ、ほとんどの損保会社で採用されています。

 

そのため料率クラスが変更になればその数字が適用されます。
ですので、たとえ無事故で翌年に等級がアップしても、場合によっては掛金がアップすることもあります。

 

自動車保険の料率クラス例

表にある傷害は「搭乗者傷害・人身傷害」をいいます。

 

メーカー名 車名 型式 対人 対物 傷害 車両
レクサス GS GRL10
トヨタ クラウン DBA-GRS214

 

この2つの車両を比較するとグレードにもよりますが、車両の値段が違っています。
それでも、上記表をご覧いただくとわかりますが車両以外は、クラスが同一です。そのため、車両保険に入らなければ掛金は同じになります。

 

ですから自動車保険料≠車両価格ではありません。

 

また、車両補償を付け、どちらも同じ価格の車両補償にした場合でも、クラスが2段階違っていますので、レクサスのほうが高くなります。

 

また、車両のグレードが高いのが一番保険料に影響を与えます(車両を付ける場合)が、それ以外では、対人が1グレードアップするよりも対物が1グレードアップするほうが高くなります。

 

つまり、「対人6→7」となるよりも「対物5→6」となったほうが高くなります。

 

車の保険料はこのような構成で決められています。

 

車の保険料割引について解説

自動車保険の保険料は、ノンフリート等級によっても割引率が違っていますが、その他にも割引制度があります。

 

車に関する割引とその他の割引になります。
以下に記載している割引率は保険会社ごとに異なっています。
次に個々の保険料支払い要素にもなっている割引についてご紹介します。

 

車の保険料の主な割引

保険会社によってそれぞれ違いますが、主に保険料割引にはどのようなものがあるのかご覧ください。

 

新車割引

以下の項目を満たしている場合に新車割引が適用されます。

  • 契約する車の用途・車種が自家用乗用車であること
  • 始期日(保険が始まる日)が属する月が契約の車の初度登録年月(または初度検査年月)の翌月から起算して25ヶ月以内であること。

 

  対人賠償 対物賠償 人身傷害 搭乗者傷害 車両保険
普通・小型

12%割引

8%割引

軽四輪

12%割引

5%割引

23%割引

5%割引

3%割引

イモビライザー割引

イモビライザー(盗難防止装置)が付いている場合に車両保険が3%割引になります。イモビライザー割引を扱っていない保険会社もあります。

 

福祉車両割引

契約の車が「車いす移動車」などの「福祉車両※」である場合は、「福祉車両割引」として保険料の割り引きが3%あります。
※ 消費税が非課税となる車が福祉車両に該当します
Eco割引(ハイブリッドや電気自動車)
以下の項目を満たしている場合にEco割引が適用されます。
Eco割引がない保険会社もあります。

 

  • 契約の車が自家用乗用車(普通・小型・軽四輪)の電気自動車やハイブリッド自動車
  • 初度登録年月(または初度検査年月)から13か月以内の場合

 

ゴールド免許割引

契約期間の始期日時点で、記名被保険者が保有している運転免許証の色がゴールドである場合は、「ゴールド免許割引」として保険料の割り引きがあります。

 

その他の割引

上記の車に関する割引以外に次のような割引もあります。

 

複数所有新規割引(セカンドカー割引)

取扱いのない保険会社もあります。
他の車(自家用8車種)を11等級以上で契約されている方が、2台目以降の車(自家用8車種)を新たに契約になる場合で以下の一定の条件を満たすときは、7A(7S)等級を適用する割引です。1台目の車が他の保険会社や共済でも利用できます。

 

2台目以降の契約の記名被保険者が、1台目の契約の記名被保険者、その配偶者またはそれらの方の同居の親族であり、かつ個人であること。
2台目以降の契約の車の所有者が、1台目の契約の車の所有者または1台目の契約の記名被保険者、その配偶者もしくはそれらの方の同居の親族であり、かつ、個人であること。

 

ノンフリート多数割引

契約期間の始期日において、契約者が次のいずれかの方を記名被保険者として2台以上(3台以上の保険会社もある)の自動車を1保険証券で契約する場合は、台数に応じて「ノンフリート多数割引」として保険料が割り引きになります。

 

  • 契約者
  • 契約者の配偶者
  • 契約者またはその配偶者の同居の親族
  • リース業者が契約者となる場合はそのリースカーの借主、その配偶者またはそれらの方の同居のご親族

 

〈割引率〉(保険会社によって異なります)

 

車の台数

割引率

2台

1%

3台から5台

3%

6台以上

5%

まとめ

車の保険料を決める要素の一つに「料率クラス」があります。
日本損害保険機構が事故の実績の基づいて算出しているもので、自家用普通乗用車と自家用小型乗用車の型式ごと、そして対人・対物・傷害・車両項目ごとに「1~9」のクラス別に設定されています。

 

この数字が大きい9が保険料は一番高くなり、数字が少ないほど安いとなっています。

 

車の割引には、新車割引やイモビライザー装着割引、福祉車両割引、ゴールド免許割引、セカンドカー割引、ノンフリート多数割引などがあります。ただし、保険会社によってないものもあります。

 

該当カテゴリー:自動車保険
関連カテゴリー:自賠責保険