こんにちは。ファイナンシャルプランナーのHamaです。
今回のお題は、シミやソバカス、そしてわきが治療は健康保険の適用がされるの?です。

 

どのような治療であっても健康保険が適用されれば出費が少なくなりますので家計的にはたいへん助かります。
たとえば人間ドックやインフルエンザなど予防接種など。
残念ながらこれらは、健康保険の適用はされませんから100%自己負担です。ただしどちらも補助金が用意されている保険者が一般的ですので実質的な自己負担は少ないです。

 

では、アザやシミ、ソバカス、わきが治療などはどうでしょうか?これらは保険適用されるのでしょうか。

 

2017/12/13 15:11:13

健康保険が適用されない(使えない)治療とは?

健康保険が適用されない(使えない)のでは、治療費は全額自己負担です。
では、どのような治療が適用されない(使えない)のか、そして例外とはどういう場合なのか以下をご覧ください。

 

健康保険が使えない

例外的に使える場合

仕事や日常生活にさしさわりのないソバカス、アザ、ニキビ、ホクロ、ワキガなど 治療を必要とする症状があるもの。アザやワキガについては下記をご覧ください
回復の見込みがない近視、遠視、乱視、斜視、色盲など 視力に変調があって保険医にみてもらったときの診察、検査、眼鏡の処方せん
美容のための整形手術 けがの処置のための整形手術
健康診断、生活習慣病検査、人間ドック 診察の結果、治療が必要と認められた場合の治療
予防注射、予防内服 傷口から感染している可能性がある場合の破傷風の予防注射
身体の機能にさしさわりのない先天性疾患(小耳症、四肢奇形など) 美容のためでなく、社会通念上治療の必要があると認められるもの
正常な妊娠・出産 妊娠高血圧症候群、異常出産など、治療する必要があるもの
経済的理由による人工妊娠中絶 経済的理由による場合以外の母体保護法に基づく人工妊娠中絶
業務上の病気やケガ 例外なし、仕事が原因となって起きた病気やケガ、障害又は死亡を業務災害といい、労災保険保険から給付されます。
通勤途上の病気やケガ 例外なし、通勤途上の病気やケガ、障害又は死亡は通勤災害といい、労災保険保険から給付されます。

アザの健康保険適応について

アザにも保険適応になるものとならない種類があります。
レーザー療法で保険診療の適用となる疾病は以下の種類です。

 

  • 太田母斑(おおたぼはん)
  • 異所性蒙古斑(青あざ)
  • 外傷性色素沈着症
  • 単純性血管腫
  • 苺状血管腫(いちごじょうけっかんしゅ)
  • 病的な毛細血管拡張症

 

保険診療の適用外の病気
  • 老人性色素斑(しみ)
  • 扁平母斑(茶あざ)
  • 母斑細胞母斑(ほくろ)
  • 美容目的のレーザー

 

ワキガは健康保険適応されるの?

ワキガは、保険診療をおこなっているクリニックとおこなっていないクリニックがあります。
保険診療をおこなっているクリニックでは、剪除法(せんじょほう)という手術でワキガの治療をおこなっています。
剪除法(せんじょほう)とは、メスで皮膚を切開し、目で確かめながら汗腺を切除する方法です。

 

ただし、医師がワキガの臭いが強いと感じないと保険診療を受けることができません。ですから医師次第ということになります。

 

以下、横浜ベイクリニックから引用

 

健康保険での腋臭症手術の適応の条件が保険診療便覧に以下の様に出ております。

悪臭甚だしく他人の就業に支障を生じる事実が明らかであって、客観的に医療を加うべき必要がある場合は給付して差し支えない。軽度のものは給付外。

 

 

まとめ

健康保険の適用されない治療

 

  • 美容目的の整形手術
  • 健康診断
  • 生活習慣病検査
  • 人間ドック
  • 予防注射
  • 予防内服
  • 正常な妊娠・出産
  • ソバカス
  • アザ
  • ニキビ
  • ホクロ
  • ワキガ

 

などがあります。

 

ただし、例外的に保険適用になる種類があります。

 

  • アザにおいては、太田母斑(おおたぼはん)、異所性蒙古斑(青あざ)などのレーザー療法
  • ワキガは、保険適用するかどうかは医師の臭い判断によりますが、剪除法(せんじょほう)という手術での治療
  • 整形手術は、けがの処置のための整形手術
  • 健康診断や人間ドックでは、診察の結果、治療が必要と認められた場合の治療

 

以上、「健康保険が使えない治療とは?シミやソバカス、ワキガ治療はどうなの?」のついての記事でした。それではまたお会いしましょう。

 

該当カテゴリー:健康保険
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