ここでは、自賠責保険と自動車保険をまとめて支払う任意一括払いについて解説しています。

 

 

2015/05/30 17:50:30

任意一括払いとは何ですか?

任意一括払いについて説明します。
たとえば、交通事故の被害にあってしまったときのことを想像してみてください。相手側保険会社から損害賠償を受ける場合に、相手側が加入している自賠責保険会社と自動車保険の会社が同じとは限りません。

 

通常このような場合には、被害者側は、相手側の自賠責保険会社への請求手続きと相手の自動車保険会社との交渉や請求手続きをすることになります。

 

これでは両方に交渉や請求をするために手間も時間もかかります。
その手間を省くことができるサービスが、相手側の自動車保険会社が示談代行サービスとして行う「任意一括払い」サービスになります。

 

つまり、相手自動車保険会社が窓口となり、他社の自賠責であってもまとめて被害者に一括して支払うサービスになります。

 

※ 自賠責保険の保険金限度額の範囲内(傷害は120万円)の損害や被害者の過失が大きい場合には、任意一括サービスは行われません。


 

相手の自動車保険会社は、病院や被害者へ一括して支払った後に、自賠責の支払い分を自賠責保険会社へ請求し回収することになります。

 

このサービスは、自動車保険会社にとってもメリットがあります。
保険会社にとっても手間が省けるという点や被害者から同意書を取り、病院へ診療報酬明細や診断書を求めることで治療経過の把握ができますので損害賠償金の目処が立ち、示談交渉に役立てることができます。

 

 

任意一括払いのデメリットはなに?

任意一括のデメリットとしては、相手の保険会社との示談が成立しない限り保険金を受けることができません。
ですので、早く保険金を受け取りたい場合には、任意一括払いを解除して自賠責の保険会社へ自ら請求する必要があります。

これを被害者請求といいます。こうすることで自賠責保険の分は早く受取ることができます。

 

また、損害賠償金を受取る他の方法としては、自分の自動車保険を使う方法があります。自動車保険の「人身傷害補償保険」を保険会社に請求すれば、過失分も含めて損害賠償金を受取ることができます。

 

示談の結果を待つことなく受け取れます。これなら、任意一括払いは関係ありません。あなたの保険会社が支払った保険金は、あなたの過失分を除いた分を加害者、もしくは保険会社に請求するという流れになります。

 

以上、任意一括サービスについての解説でした。

 

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