火災保険で物置や蔵、車庫は補償範囲に入りますか？

このページでは、建物の火災保険で建物に付属している門や塀、庭にある車庫、蔵、外灯、庭木などは火災保険で補償してくれるかどうかについて解説しています。

火災保険では建物自体は、火災や、台風、落雷などで被害にあった場合には補償していただけますが、建物に付属している門や塀、庭にある車庫、蔵、外灯、庭木などは「火災保険」で補償してもらえるのでしょうか。

たとえば、雪で車庫がつぶれた、台風の風で物置が飛ばされたなどの被害に火災保険から保険金が支払われるでしょうか。

これらは、一般的には火災保険で補償されます。ですが、庭木などについては枯れ死でないと支払い対象としない保険会社、補償対象外としている保険会社もあります。また、車庫や物置、蔵などは大きさの制限がある保険会社もあります。以下の表をご覧ください。

2016年2月時点での主要保険会社の建物の火災保険商品の補償範囲を記載しています。詳細については下記記載のカスタマーセンターまでお問い合わせください。

	東京海上日動	損保ジャパン日本興亜	三井住友海上	セゾン火災
門・塀・垣（かき）	◯	◯	◯	◯
敷地内の外灯	◯	◯	◯	◯
敷地内の屋外設備	◯	◯	◯	◯
付属のエレベーター・リフト	◯	◯	◯	◯
エアコン室外機	◯	◯	◯	◯
TVアンテナ	◯	◯	◯	◯
庭木	✕	✕	◯※	✕
雨樋	◯	◯	◯	◯
ソーラーパネル	◯	◯	◯	◯
付属建物（車庫、物置、蔵など）	◯ 大きさについては約款に明記なし	◯ 大きさについては約款に明記なし	◯ 延床面積が66㎡未満のもの。それ以上の大きさのものは屋外明記物件特約の契約が必要	◯ 延床面積が66㎡未満のもの
付属建物（車庫、物置、蔵など）	◯ 大きさについては約款に明記なし	◯ 大きさについては約款に明記なし	◯ 延床面積が66㎡未満のもの。それ以上の大きさのものは屋外明記物件特約の契約が必要	◯ 延床面積が66㎡未満のもの
畳	◯	◯	◯	◯
建具（障子やふすまなど）	◯	◯	◯	◯
浴槽	◯	◯	◯	◯
システムキッチン	◯	◯	◯	◯
敷地内の蔵・倉庫	◯	◯	◯	◯
洋服	家財保険で補償
テレビ
冷蔵庫

※　車庫や倉庫、蔵などは、保険対象となっている建物と同じ敷地内にあって、これらの所有者が保険の対象である建物と同一である必要があります。同じ敷地内にあっても、建物所有者と違う場合には補償対象外となります。

火災保険商品の問い合わせ先です。

◯　損保ジャパン日本興亜カスタマーセンター
０１２０－２３８－３８１：平日午前9時～午後8時、休日・祝日：午前9時～午後5時（12月31日～1月3日は休業）

◯　東京海上日動カスタマーセンター
０１２０－８６８－１００：受付時間：午前9時～午後8時

◯　三井住友海上カスタマーセンター
０１２０－９９５－０８７：平日 9:00～20:00／土日・祝日 9:00～17:00

◯　セゾン自動車火災保険
０１２０－０８２－３１０：平日・土・日・祝日10：00～17：30（年末年始は除く）

建物に付属している門や塀、庭にある車庫、外灯などの補償範囲は一般的には建物の火災保険で補償されています。

敷地内の蔵・倉庫などについても、補償されていますが面積制限がある保険会社もあります。ただし、建物名義と同一である必要があります。庭木については、補償対象外の保険会社のほうが多いです。

以上、「火災保険で物置や蔵、車庫は補償範囲に入りますか」についての記事でした。