あまりにも理不尽な実家と児童扶養手当の関係

実家に入ったために受取れなくなった児童扶養手当の体験談
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すでに受取っている児童扶養手当も状況が変われば受取れなくなることがあります。
再婚などしたときはそうなりますが、実家に戻ったことでももらえなくなることもあります。今回は、そのようなことでもらえなくなった体験談をご紹介します。

 

満額もらえるはずなのにもらえなくなった児童扶養手当

私は息子1人を連れて離婚したシングルマザーです。離婚した後もしばらくは、元夫や元夫の親、妹たち、親戚など何十人も近所に住んでいる地方都市で生活しました。

 

しかし、完全アウェーの地方都市で生活を続けるのは精神的に苦しい上に、息子の将来を考えても、進学先の面などで問題がありました。一方、私の実家は母が亡くなった後、年老いた父と結婚しないまま中年になった独身の弟の男所帯になっていて、女手の欲しい状態でした。

 

思春期を迎えた息子にとっては、祖父や叔父のような同性の存在は心強いものだろうと思いましたし、関西の大都市であれば、将来の進学先にも困りません。

 

そこで、実家近くに家を借りて住もうと思ったのですが、その計画を父や弟に話したら、家賃がもったいないから同居しろということになりました。そこで、高校入試でも困らないように、中1が終わった時点で実家に移りました。

 

とは言っても、単なる同居ではありません。
息子と私の生活費を入れ、別世帯として生活することが条件ですから、シェアハウスのような同居です。

 

父にも弟にも男所帯としての生活基盤ができてしまっていたので、お互い干渉し合わないゆるゆる状態の同居なのですが、この状況はお役所には理解のできるものではないようです。引っ越し手続きと同時に児童扶養手当の手続きを取ろうとしましたが却下されてしまいました。

自分の生き方を考えるよいきっかけと受け止めよう

その当時の私の年収は少なく、満額支給の対象のはずでしたが、却下の理由を聞くと、同じ住所にサラリーマンの弟が住んでいたからでした。
役所の窓口で、いくら私と息子は別世帯で、生活費も別になっていることを言っても無駄でした。

 

父は「実家に家賃を支払っているという証明があればいいなら、書類でもなんでも作ってやる」と言いましたが、役所の窓口担当者に聞くと、それでもダメだと言われました。扶養義務者が同じ住所地にいるからだそうです。

 

弟の援助は一切ないのですが、一緒に生活をしているとみなされるため児童扶養手当は1銭も支払われなくなりました。そのときの窓口担当者が放った「1番でも番地が違えばよかったんですけどね」という心無い一言は今でも忘れられません。

 

支払われないことの証明が要るという納得のいかない状況

「児童扶養手当が支払われないならその分も働くしかない」と開き直った私ですが、役所からは、児童扶養手当の現況届はその後も定期的に提出するように言われました。

 

「支払われないのに現況届なんているんですか?」と聞いたところ、窓口担当者には「もしかしたら、支払われるようになるかもしれないじゃないですか」と言われたので、「具体的にどういう状況のことを言うのですか?」と質問してみました。

 

すると、「弟さんが家を出たり、失業したり、亡くなったり…ですかね」とのこと。仕方がないので、現況届を出したところ、数週間後には「児童扶養手当は支払われないことに決定しました」というわかりきった通知が届きました。

 

何という郵便料金の無駄遣いなのだろうと思います。
その後も、定期的に「現況届を提出しろ」という通知が役所から届きます。

 

そこには、「提出がない場合は、手当が支払われません」と書かれていますが、提出する前から支払われないことが100%わかっているのに出す必要があるのかどうか疑問です。しかも、今では自分の収入も児童扶養手当の対象外です。

母子家庭なら他のサービスにも目を向けて

母子家庭で受けられるサービスは児童扶養手当だけではありません。ですから、児童扶養手当にこだわらず、他に受けられるサービスを確実に受けるようにする方がよいかもしれません。

 

0歳から中学修了までの子どもがいるなら児童手当を受けられる可能性が高いですし、市区町村独自に住宅手当や医療助成が用意されているはずです。

 

税金や健康保険、年金などの支払い減免や割引、免除などもありますし、自治体によっては通勤のための定期乗車券の割引が受けられるケースや上下水道の料金の割引、粗大ごみ手数料の減免などが受けられるケースもあるようです。

 

もし、自分がどのサービスの対象になるかわからないという場合には、役所の窓口で「受けられるサービスをすべて紹介してください」というと教えてもらえるはずです。

 

自分の生き方を考えるよいきっかけと受け止めよう

児童扶養手当は、シングルマザーにとってあると助かる手当であることは間違いありませんが、この手当だけで生活して行けるかと言うとそうでもありません。

 

手当をもらえる時期は限られていますし、仕事をせずにいると5年または7年で打ち切られてしまいます。

 

ですから、手当を確実にもらえるように計算して稼ぐよりは、手当を受けずに子どもを養っていける方法を考えた方がよいと思います。

 

もちろん、子どもの人数が多い場合や子どもが小さい場合は、完全に自立できるほど稼ぐというのは難しい面もあると思います。保育料もかかるし、育児の手も必要でしょう。

 

しかし、児童扶養手当に頼りっぱなしの生活をしていると、将来困る時期が来るかもしれません。子どもの年齢に合わせて働き方を変えて行けるように、早いうちから長期の計画を立てておくことをおすすめします。

 

 

児童扶養手当の詳細はこちらのページをご覧ください。

 

母子家庭の手当や医療費などの支援制度を一挙公開

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