婚姻届

婚姻届の提出先は役所になりますが、どこの役所に出してもいいというわけではなく決められています。では、どこに提出すればいいのか?また休日や開庁時間以外に提出しても受付をしてくれるのかなどの疑問点について解説します。


 

2016/12/15 11:10:15

婚姻届を提出するまでの流れ

まずは、婚姻届を役所に提出するまでの流れをご覧ください。

 

  1. 婚姻届を役所からもらう。もしくはダウンロードしてA3用紙に印刷をする
  2. 戸籍謄本(こせきとうほん)、または戸籍抄本(こせきしょうほん)を取り寄せる(必要な方のみ)
  3. 20歳以上の証人2名に署名と捺印をもらう
  4. 婚姻届に夫婦お互い各欄にもれのないよう記入する
  5. 役所に提出する。または郵送をする。

 

婚姻届の提出先

婚姻届の提出先は、以下のように決められています。下記のうちいずれかに提出できます。

  • 夫の本籍地
  • 妻の本籍地
  • 結婚後の新たな本籍地
  • 夫の現在の住所地
  • 妻の現在の住所地
  • 結婚式を挙げた場所の役所戸籍窓口

 

本籍地とは?

提出先のひとつに夫や妻の本籍地がありますが、本籍地についてご存知ない方のためにご説明いたします。
本籍地とは、戸籍に記載されている住所ですが、任意に決めることができます。つまりは、本籍地は日本全国のどこにしてもよいのです。

 

結婚する前は、親の戸籍に入っているため、本籍地は親が定めた住所になっていますが、婚姻届を提出することにより、夫婦お互いが初婚であれば、新たな戸籍簿が作成されます。

 

その戸籍簿の本籍地は、婚姻届に「新たな本籍」を記載する欄がありますので、ここに指定した住所があなたの本籍地になります。

 

NEWSポストセブンによりますと、「尖閣諸島に本籍地移した人は1年で倍増 竹島は7年で3倍超」という記事もあります。

 

また、東洋経済の「皇居」の真実をどれだけ知っていますかの中には、「皇居の住所は本籍地として人気」というのタイトルもあります。

 

このように本籍地は日本国内ならばどこにでも指定することができるのです。
では、すでに婚姻をしている方、つまり既婚者が本籍地を移すにはどうすればいいの?なんて疑問をお持ちの方もいると思いますので、引続き解説します。

 

この場合には、転籍届という書類が役所にありますので、これを戸籍課に提出すれば本籍地を移動することができます。

 

転籍届
ダウンロードはこちら(全国共通です)

 

転籍届の提出先

「新しい本籍地」「現在の本籍地」「住所地」のいずれかの市区町村役場です。

 

転籍届の必要書類
  • 戸籍謄本
  • 印鑑
  • 本人確認書類

次の項目は、婚姻届けの提出時間についてです。

婚姻届の時間

婚姻届は、365日24時間いつでも役所やその出張所に提出することができます。
といっても、土日・祝日には閉庁により一般の受付窓口は開いていません。そのため年末年始(12月29日から1月3日)や祝祭日、夜間等は「夜間窓口や宿直窓口」に提出します。

 

ただし夜間窓口は、受付するというよりも預かるだけなので、不備の確認は行いません。そのため不備があると後日役所に行って訂正や加筆をすることになりますので、できることなら開庁時間内に行かれたほうがよいです。

 

〈役所本庁や支所の開庁時間〉
月曜日から金曜日:午前8時30分~午後5時00分
役所によっては、第2・第4土曜日の午前中など開庁しているところもあります。

 

 

まとめ

婚姻届は、夫・妻の本籍地、夫や妻の現在の住所地の市区町村役場が一般的な提出先になります。また、結婚式や新婚旅行での滞在先の市区町村役場にも提出することはできます。

 

通常役所の開庁時間は、月曜日から金曜日:午前8時30分~午後5時00分となっていますのでこの間に行かれることをおすすめしますが、この時間に行かれない方は、夜間窓口で受付をしています。ただし夜間窓口では、預かるだけなので書類の確認は行っていません。

 

以上、「婚姻届の提出はどこでもいいの?受付時間は何時まで?」でした。
婚姻届の書き方や必要書類についてはこちら婚姻届受理証明書についてはのページをご覧ください。